C..2.5.3 [任意の解は $ e^{ax}\cos (bx)$, $ e^{ax}\sin (bx)$$ 1$次結合で書ける]

命題C.8 より、 (C.11) の任意の解 $ y$ に対して、ある定数 $ A$, $ B$ が存在して $ y=A e^{(a+ib)x}+B e^{(a-ib)x}$ が成り立つ。

$\displaystyle A e^{(a+ib)x}+Be^{(a-ib)x}
=(A+B)e^{ax}\cos(bx)+i(A-B)e^{ax}\sin(bx)
$

であるから、$ y$ $ e^{ax}\cos (bx)$, $ e^{ax}\sin (bx)$$ 1$次結合で書ける。

桂田 祐史