Next: 4.2.3.0.1 大雑把な説明
Up: 4.2 解法についての概観
Previous: 4.2.2.0.1 証明
ここでも問題は対称であると仮定する。
与えられた行列の絶対値最大の固有値を求めるための、累乗法あるいは巾乗
法4.2を説明する。
行列 の固有値
は絶対値の順に番号
づけられているとする:
また、
は に対応する の固
有ベクトルからなる正規直交基底とする。
ここで話を簡単にするために次の仮定をおく。
仮定:
.
この時、適当な (
) を選んで
によりベクトル列
を定めると、
となる。実際には十分大きな番号 を取れば、 とみなして
よい。
Next: 4.2.3.0.1 大雑把な説明
Up: 4.2 解法についての概観
Previous: 4.2.2.0.1 証明
Masashi Katsurada
平成17年6月2日