常微分方程式の初期値問題の解の存在を保証するには、次の定理が便利である (証明は省略する。例えば高橋[1]の定理IV.A.4 や、 坂井 [39] の定理1.7、 あるいはコディントン・レヴィンソン [30] を見よ。)。
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定まった名前がない、と言う印象がある。 高橋 [1] では、証明の方法を 「ピカールの逐次近似法」と呼んでいるが、 定理自身は「コーシーの定理」と呼んでいる。
証明はそのうちここに載せたいと考えているが、いつになるか分からないので、 高橋 [1] を推奨しておく。