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C..2.5.2 初等的な証明
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C..
2
.
5
.
1
証明 (線形空間の議論に慣れている人向け)
と
は相異なる特性根であるから
(
,
は任意定数)
は (
C.11
) の一般解である (命題
C.8
による)。これは
(
C.11
)の解空間
であり、
,
が1次独立であることを意味する。
一方
であるから
上に述べたことから左辺は2次元であり、右辺は2次元以下であるので、 実は左辺と右辺は等しく、右辺は2次元すなわち
,
は1次独立である。
(
C.11
)の解空間
であるので、
(
,
は任意定数)
は(
C.11
)の一般解である。 (証明終)
桂田 祐史