以下、Kepler の第一法則を証明する。
すなわち軌道が楕円であることを証明するが、
得られるのは、
の軌跡であって、
そのものではない。
細かい注意になるが、これは微分方程式を解いたのとは少し異なる。
軌道の解析に戻る。
を従属変数、
を独立変数と考えることになる。
を
に関する微分を表わす記号とする。
とおくと、
の場合を考えると
は定数。
も定数。
も定数。これは円軌道の場合であり、前節で解析済みである
(等速円運動になる)。
の場合。一般解は
(4) に代入すると
となるので、
.
極座標の原線を が最小になる点を通るように取れば
となる
(必ず最小になるのか?単に座標系を取り直すことでくらいにしておく方がよいな)。
次曲線の極座標表示の標準形と見比べよう。
桂田 祐史