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Durand-Kerner 法のように代数方程式 の全根を同時に探索する方法
を採用した場合には必要ないが、例えば Newton 法のような方法で、一つの根の
近似根 を求めた後、 を で割って、
次低い代数方程式に還元することを次数低下
あるいは減次 (deflation) と呼ぶ。
次数低下をする際に、除法を「いつでも最高次の項から行う」のは危ない
(一松 [13] の 21 を見よ)。
この点については、櫻井 [19] に詳しい。
次多項式 を で割った商を , 剰余を とおくと、
であり、
であるから、 が の根のときは となる。
また , を
を満たすように決めた場合にも
のときには であり、従って
であるが、数値計算で求める場合、
丸め誤差の観点からは二つのやり方に差がある。
前者を高次項からの減次、後者を低次項からの減次という。
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Masashi Katsurada
平成21年7月9日