![$ [a,b]=[-1,1]$](img246.gif) ,
,  の場合の
 の場合の  点複合シンプソン公式
 点複合シンプソン公式  
 
 
これは
 (
   (
 )
) 
![$\displaystyle w_k=
\left\{
\begin{array}[tb]{ll}
h/3 & \text{($k=0,2m$)}  ...
...ots,m-1$)} \\
4h/3 & \text{($k=2j-1$, $j=1,2,\dots,m$)}
\end{array} \right.
$](img254.gif) 
とおくと、
 
と書ける。
 
として、
 (
 (
 ,
,
 ) の等高線を描いてみる。
) の等高線を描いてみる。
(これは森 [12] にある図と見比べるためである。)
 平面において、積分区間
 平面において、積分区間 ![$ [a,b]$](img24.gif) から遠ざかると、
 から遠ざかると、
 が急速に減少することが分かる。
このような挙動が多くの数値積分公式に共通して見られることは、
 が急速に減少することが分かる。
このような挙動が多くの数値積分公式に共通して見られることは、
![[*]](crossref.gif) で述べたことから理解できる。
 で述べたことから理解できる。
この図は実際的な誤差評価に使うことが出来る。
もう1つ、有限区間上の数値積分公式の誤差の特性関数の例をあげておく。 この講義では解説していないが、 有名な Gauss-Legendre 公式の場合を紹介する。
 次の Gauss-Legendre 公式は、
 次の Gauss-Legendre 公式は、
 次の直交多項式の
 次の直交多項式の 個の零点を標本点に使い、
 個の零点を標本点に使い、
 次までの多項式について正確な積分を計算できる。
つまり15位の公式である。
実際
 次までの多項式について正確な積分を計算できる。
つまり15位の公式である。
実際 
 の曲線が見え、
 の曲線が見え、
 点 Simpson 公式よりも格段に誤差の特性関数の値が小さい
(
 点 Simpson 公式よりも格段に誤差の特性関数の値が小さい
( 桁下、つまり1億分の1) ことが分かる。
桁下、つまり1億分の1) ことが分かる。
桂田 祐史