 
 
 
 
 
 
 
  
 の列ベクトルを
 の列ベクトルを  ,
,  ,
,  とする:
 
とする:
| (4.5) |  | 
この  ,
,  ,
,  を Gram-Schmidt の
直交化法して
 を Gram-Schmidt の
直交化法して  ,
,  ,
,  を作る。
つまり
 を作る。
つまり
 
 (
 (
 ) を導入して、
次のように書き換えておこう。
) を導入して、
次のように書き換えておこう。
| (4.6) |  |  |  | 
| (4.7) |  |  |  | 
さて
 
 は unitary 行列で、
 は unitary 行列で、
 
ここまで  は複素行列として計算してきたが、実行列である場合は、
 は複素行列として計算してきたが、実行列である場合は、
 ,
,  も実行列 (したがって
 も実行列 (したがって  は実直交行列) である。
 は実直交行列) である。
| ![\begin{jdefinition}[QR 分解]\upshape
正則行列 $A\in GL(n;\C)$\ に対して、
\begi...
...Q$, $R$\ を見い出すことを $A$\ を \textbf{QR 分解}すると言う。
\end{jdefinition}](img362.png)  | 
上の議論から任意の正則行列は QR 分解可能であることが分かったが、実はこ れは一意的である。
| ![\begin{jproposition}[QR 分解の一意性]\upshape
任意の $A\in GL(n;\C)$\ に対して、QR 分解はただ一つしかない。
\end{jproposition}](img363.png)  | 
 
 
 
 
 
 
