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連立1次方程式 を浮動小数点演算で「解く」と、真の解の代わりに、
に「近い」 が得られるが、これは元の問題を摂動した問題、例
えば
の正確な解になっているとみなす
ことができる。こうして
- どういう摂動問題の解になっているか
- 摂動問題の解になっているのならば、真の解をどの程度近似しているこ
とになるか
と考察が分解されることになる。以下の節では、この後者の部分を扱うことに
なる。
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Masashi Katsurada
平成17年6月2日