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2.3.2.0.1 後退誤差解析とは

連立1次方程式 $A x=b$ を浮動小数点演算で「解く」と、真の解の代わりに、 $x$ に「近い」 $x_\ast$ が得られるが、これは元の問題を摂動した問題、例 えば $(A+\Delta A) x_\ast=(b+\Delta b)$ の正確な解になっているとみなす ことができる。こうして と考察が分解されることになる。以下の節では、この後者の部分を扱うことに なる。


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Masashi Katsurada
平成17年6月2日