 ,
,  を複素数の定数とする。
(実数だけで話が完結する場合もあるが、煩雑になるので、
まずは
 を複素数の定数とする。
(実数だけで話が完結する場合もあるが、煩雑になるので、
まずは  ,
,  が複素数であり、解も複素数値の関数を認めた場合について述べる。)
 が複素数であり、解も複素数値の関数を認めた場合について述べる。)
| ![\begin{jtheorem}% latex2html id marker 1841
[特性根が相異なる場合]
$p...
...}+C_2 e^{\beta t}$\ と一意的に表される。
\end{enumerate}\end{jtheorem}](img514.png)  | 
カタい言い回しをすると、
「(C.1) の解空間 (解全体の集合) は、
2次元の線形空間で、
基底 (解の基本系)として 
 ,
, 
 が取れる」となる。
特に
 が取れる」となる。
特に
 
| ![\begin{jtheorem}% latex2html id marker 1866
[特性根が重根となる場合]
...
..._2 t e^{\alpha t}$\ と一意的に表される。
\end{enumerate}\end{jtheorem}](img518.png)  | 
 ,
,  が実数の場合、特性根
 が実数の場合、特性根 ,
,  が虚数ならば、
それらは互いに共役複素である。すなわち、
実数
が虚数ならば、
それらは互いに共役複素である。すなわち、
実数  ,
,  (
 ( ) が存在して
) が存在して
 
|  (  ,  は任意定数) | (C.3) | 
 ,
,  として実数のみを選ぶと、
(C.1) の実数値関数の解すべてを
表すことができる。
 として実数のみを選ぶと、
(C.1) の実数値関数の解すべてを
表すことができる。
|   | 
以上の話は、一般の自然数  に対する
 に対する  階方程式
 階方程式
|  (  ,  ,  ,  は定数) | (C.4) | 
例えば  の場合、すなわち
 の場合、すなわち
 であるから、
特性根は
 であるから、
特性根は 
 であり、
 であり、
 (
   ( は任意定数)
 は任意定数) 
例えば  の場合、すなわち
 の場合、すなわち
 .
その根を
.
その根を  ,
,  ,
,  とする。
 とする。
 ,
,  ,
,  がすべて相異なるならば
 がすべて相異なるならば
 (
   ( ,
,  ,
,  は任意定数)
 は任意定数)
 (二重根の場合) ならば
 (二重根の場合) ならば
 (
   ( ,
,  ,
,  は任意定数)
 は任意定数)
 (三重根の場合) ならば
 (三重根の場合) ならば
 (
   ( ,
,  ,
,  は任意定数)
 は任意定数)
 ,
, 
 (
 (
 ,
,  ) ならば
) ならば
 (
   ( ,
,  ,
,  は任意定数)
 は任意定数)
桂田 祐史