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D.2.2.0.1 Case I.

$ A$ の固有値が相異なる 2 実数である場合

固有値がいずれも 0 でない場合は、原点が唯一の平衡点になっています が、詳しく分類すると

(i).
$ \lambda_1, \lambda_2 > 0$(ともに正)ならば湧出点(不安定結節点)
(ii).
$ \lambda_1, \lambda_2 < 0$(ともに負)ならば沈点(安定結節点)
(iii).
$ \lambda_1\lambda_2 < 0$(異符号)ならば鞍状点
となります(湧出点、沈点、鞍状点の定義はここには書きません。自分で試し てみて納得してください)。
(i).
$ \lambda_1,\lambda_2$ のいずれか一方が 0 ならば、ある原点を通る 一つの直線上の点が平衡点の全体となります。


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Masashi Katsurada
平成18年4月28日