2章の「Euler 方程式」は、大抵の人にとっては初めての話であろうから、 ある程度時間をかけて勉強することが必要である。
2.1 のEuler 方程式の導出について、 理解しようと思ったら (普通は) 物理書を紐解くことになる。 物理学の本については、 数学科資料室よりも図書館の方が揃っていると思われる (OPAC http://opac.lib.meiji.ac.jp/ で調べてみよう)。 Chorin-Marsden [11] は記述がかなり数学的で、 数学科資料室にもあるはずである (少なくとも桂田は持っている)。 他に今井 [13] も資料室にあるかもしれない。 それから、岡本テキストの参考文献表にはあげられていないが、 流体力学の方程式については、 藤田・池部・犬井・高見 [7] の第7章 (これは第 II 巻に所載, 主に高見穎郎先生が書いたとか) も参考になると思われる。 2.2 以降は岡本テキスト (自身にかなりのことが書かれているので) を ゆっくりと解読して行くことで勉強を進めれば良い。