修了して行った院生が使っていた Mac を再利用しようと考えた。 約1名、ログインできる管理者アカウントを残していかなかった。 そのマシンはまっさらにするしかないかもしれないけれど (「迷走の記録: 古い macOS, Xcode, MacPorts に戻す」 でやったみたいに option+command+R で最新OSになるはず?)、 それを除けば管理者権限があるので、macOS をアップデートして、 色々インストールし直す。
共有でリモート・ログイン出来るように 結構時間がかかるので一気には出来ない? まずはリモート・ログインできるようにしておく。 画面共有も出来るように。 コンピュータ名 ([システム環境設定] → [共有]) を変えるべきかもしれない。
macOSアップデート macOS のアップデート。すべて Catalina にする。 これはそんなに引っかからなかった。
Xcode Xcode を実行してみる。古ければ更新する。 時々古くても更新できないことがある? そう言う時はインストールしてある Xcode.app をゴミ箱に捨てて、 App Store で Xcode を検索してインストールしてみる。 それで大丈夫みたいだ。 インストールしたら一度起動してライセンスに同意したり、 Command Line Tools をインストールしたり。
念のため
xcode-select --install |
MacPorts 2018年MacPorts
MacPorts も古いのを捨ててからインストールする。
この際、前のは消してしまえ。最近は多分これでOK.
sudo port -fp uninstall installed sudo rm -rf /opt/local |
rm の途中で “operation not permitted” が出る事がある。
[システム環境設定] → [セキュリティとプライバシー] → [プライバシー] → [フルディスクアクセス] そして + ボタン、[アプリケーション]から ターミナル (または iTerm2 とか自分が使うもの) を選択する。そうしてもう一度
sudo rm -rf /opt/local |
macportsをインストールする。 https://www.macports.org/install.php
それからターミナルを起動し直す (そうしないと設定した PATH が有効にならな い)。
何か sudo で実行する。例えば、sudo ls としてパスワードを打つ。 これでしばらくパスワードなしで sudo コマンドが実行できる。
sudo port -N install gsed sudo port -N install wget sudo port -N install lha sudo port -N install a2ps-j sudo port -N install nkf sudo port -N install lv sudo port -N install jpeg2ps sudo port -N install gnupg2 sudo port -N install gv sudo port -N install ghostscript-fonts-hiragino sudo port -N install xpdf-japanese +autoactivate sudo port -N install kochi-substitute sudo port -N install netpbm sudo port -N install gnuplot sudo port -N install ImageMagick sudo port -N install ffmpeg +nonfree |
MacTeX 「MacTeX 2020」 に書いてある通り。
TeXShop の設定は、 「2019年度版 現象数理学科 Mac での TeX の設定」 にある通り。テンプレートは
curl -O http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/labo/text/LaTeX_Osusume_Template.comment curl -O http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/labo/text/LaTeX_Osusume_Template.tex cp -p LaTeX_Osusume_Template.* ~/Library/TeXShop/Templates |
X11 XQuartz をインストール(久しぶり)。 これは一度ログアウトしないと動かないのだったか。 それから xeyes とか動かす。
VS code 割と気に入ってしまった VS code. 「Visual Studio Code をインストールして LATEX してみる (LaTeX workshop)」
GCC 「MacPorts で GCC (gcc, g++, gfortran) のインストール」 gcc9 でよければ次のようにする 。
sudo port install gcc9 sudo port select --set gcc mp-gcc9 |
% gcc hello.c In file included from hello.c:1: /opt/local/lib/gcc9/gcc/x86_64-apple-darwin19/9.3.0/include-fixed/stdio.h:78:10: fatal error: _stdio.h: No such file or directory 78 | #include <_stdio.h> | ^~~~~~~~~~ compilation terminated. |
% gfortran-mp-9 HELLO.f90 ld: library not found for -lSystem collect2: error: ld returned 1 exit status |
どちらも Command Line Tools のインストールし忘れかも (全然メッセージが違うけれど)。 その場合は次で治る。
xcode-select --install |
GLSC コンパイルするには 「GLSC で gfortran」
mkdir sagyou cd sagyou curl -O http://www602.math.ryukoku.ac.jp/~nakano/software/math/glsc-3.5.a.tar.Z curl -O http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/daishin/glsc-3.5+a.patch curl -O http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/program/graphics/glsc-3.5+mk.patch tar xzf glsc-3.5.a.tar.Z cd glsc-3.5.a patch -p1 < ../glsc-3.5+a.patch patch -p1 < ../glsc-3.5+mk.patch |
make sudo mkdir /usr/local/include sudo mkdir /usr/local/lib sudo mkdir /usr/local/bin sudo make install |
GLSC3Dもインストールするか。 Xcode, MacPorts を新調した直後は簡単にできるはず (チャンス)。
curl -O http://www.isc.meiji.ac.jp/~akiyama_masakazu/Software/Script_on_mac.zip unzip Script_on_mac.zip cd Script_on_mac ./1_Install_macports_mac ./2_Install_dependency_library_mac ./3_Test_GLSC3D_on_mac ./4_Install_GLSC3D_on_your_mac(./1_Install_macports_mac 以降は一つ一つやった方がいいかも。 ./1 で補完されるはずなので簡単だし。) |
cd ~/GLSC3D_Working_Directory ccg Hello_GLSC3D.c ./Hello_GLSC3D |
(そういえば素敵なサンプルプログラムがあるのだった。)
プリンター そういえば、今回の Mac、院生室に置いてあるものだけど、 誰もプリンター (RICOH IPSiO SP C821) 用の設定をしていなかった。 あれあれ。せっかくプリンター修理したのにもったいない。
プリンターのホスト名は lpn803.mind.meiji.ac.jp で、 これを知っていればインストール出来るはず。 その作業をやったら、ここにメモしよう。ちゃんと Catalina 向けのドライバーがある。
まだ macOS をサポートしている。えらい。桂田 祐史