2 2019年度版 現象数理学科 Mac での TeX の設定

(毎年学生の相手をすると、 自動的というか半強制的に知識・情報が更新されるのは、良いところだな。)


TeXShop だけ設定すれば良いのはこれまでと同じだが、 2019年度入学の学生の MacBook では、TeXShop の設定に少し違いがあった (以下の 4 番)。

  1. TeXShop を起動する。 MacTeX 2018 をインストールしてあるので、 アプリケーション・フォルダの TeX フォルダ内に TeXShop.app (/Applications/TeX/TeXShop.app) があるはずである。
    (私はこの段階で Dock のアイコンをCtrl+クリックして、 オプション→Dockに追加 としている。 [F4] キーで呼び出せる Dashboard に登録されているので、 そこから起動するという手もあるのだが…この辺は好みの問題か。)
  2. TeXShop → 環境設定 を呼び出し、 左下の [設定プロファイル] から pTeX(ptex2pdf) を選択し、 OK ボタンを押す。
    Image texshop_setup
    (画面の小さい MacBook で作業していると、 [設定プロファイル] が見つけにくいことがあったのだが、 2019年度入学の学生の MacBook は画面サイズが 13インチなので、 それは問題なかった。)
  3. 一度 TeXShop を終了して、再起動する。
  4. なぜか、 エディターのウィンドウに \fbox{タイプセット} ボタンが出ていない。 \fbox{Control}+クリック して、[ツールバーをカスタマイズ...] を選ぶ。
    Image texshop_setup2
    [ツールバーをカスタマイズ] を選ぶ

    もちろん、自分の好きなようにカスタマイズして構わないが、 特に好みがなければ 「…または、デフォルトセットをツールバーにドラッグしてください。」 を実行する。

    Image texshop_setup3
  5. エディターのウィンドウの横幅が狭いことがあるので、 ウィンドウの右下隅を掴んで伸ばす。
    Image texshop_setup4
    このように \fbox{タイプセット}, \fbox{テンプレート} が見える状態で 使うことを勧める。

TeXShop に関連付け (以前は .tex ファイルが TeX Works に関連付けされている Mac があり、 時々相談を受けたのだが、最近は TeXShop に関連付け出来ていることが多く、 以下のおまじないは不要になっている…と書いたけれど、他ならぬ自分の Macに、 そうなっているものがあったので、こちらに再録。)

Finder で拡張子が .tex のファイルをダブルクリックしたときに、 TeXShop が起動するようにしたければ、以下のように設定する。

拡張子が .tex のファイルを Finder で Ctrl+クリック (3ボタンマウスがあれば右クリック) して、 「情報を見る」を選び、 [このアプリケーションで開く] を選択し、 TeXShop を選んで、[すべてを変更] をクリックする。

桂田 祐史
2020-04-20