43 院生室 Mac のネットワークの設定 (MIND利用申請, ssh, 画面共有, X11)

学生が院生室の机の上に置いてある Mac に色々とアクセスしたい。

  1. 院生室 Mac のMIND利用申請をして、固定 IP アドレスを取得し、 有線で接続する。
  2. ssh の設定をする。
    「ssh の使い方」 特に 「設定」
  3. 院生室の机の上の Mac の[システム環境設定] [共有] で、 「画面共有」と「リモートログイン」にチェックをいれる。
    MIND(明治大学総合ネットワーク)の外からアクセスするには、 VPN接続するか、MINDアクセスレベル3に設定する必要がある。 後者はなかなか大変なので、VPN接続を勧める。 「VPN接続サービスについて」 を見よう。
  4. X11 Window System を使いたい場合は、 双方の Mac に XQuartz をインストールする (インストールした後、一度ログインし直す。 それから xeyes とか害のないプログラムで動作チェックする。)。 また、院生室の机の上の Mac の /etc/ssh/sshd_config
    /etc/ssh/sshd_config に次の2行
    X11Forwarding yes
    XAuthLocation /opt/X11/bin/xauth
    
    と書き込む。sshd を再起動するには
    sudo launchctl stop com.openssh.sshd
    
    とする (stop とするのは違和感があるが…)。


    一方、アクセスをする側 (主に MacBook ?) では
    ~/.ssh/config に次の2行
    XAuthLocation /opt/X11/bin/xauth
    ForwardX11Trusted yes
    
    と書き込む。
    ~/.Xauthority を用意する。 そのローカル・ホストで何か適当な X クライアント (xeyes とか) を一度実行すると作ってくれる。

    X11 のクライアントを使いたい (例えば GLSC を利用したプログラムの実行結果をリモートで見たい) 場合、次のように、 -X -A というオプションを付けてリモート・ログインするとよい。
    slogin -X -A ホスト名.mind.meiji.ac.jp -l ユーザー名
    
    もしも、ローカル (slogin を実行するマシン) とリーモート (slogin したマシン, 院生室側) でユーザー名が共通であれば、 -l ユーザー名 は省略できる。

桂田 祐史
2020-09-12