前節の問題は、要するに原始関数を求めよ、という問題なので、 積分するだけで解けてしまった。 ここでは高校数学だけでは解けない、 大学初年級の微分方程式の講義内容で解き方を学ぶ、 問題を紹介する (結果は天下りに与える)。
未知関数の導関数が分かっている場合は、 積分することで未知関数が求められたが、 導関数ともとの未知関数との関係が与えられている場合に、 未知関数を求めよ、という問題がある。 というよりも、それが普通の微分方程式である。
ここでは有名な (しかしそれほど難しくない) 微分方程式を (解法抜きで) 二つ紹介する。