コンピューターが最もその能力を発揮するのは、 繰り返し計算をしているときではないでしょうか。 人間が書く短いプログラムで大規模な計算 (データ処理を含む) をするのは、 プログラムのどこかで繰り返し処理があるからです。
ここでは、 数学の問題を繰り返し処理を用いて解くプログラムを考えます。 すべてとはいいませんが、 かなりの部分は漸化式による計算 (をプログラムにうつしたもの) になります。
コンピューターに繰り返し処理をさせるには、 ``再帰的手続き'' などもありますが、 ここではポピュラーな繰り返し構文 ``FOR 〜 NEXT'' を使ってみます1。