 
 
 
 
 
   
対角線より上にあるすべての成分が 0
 であるような行列を
下三角行列と呼ぶ。
すなわち 
 が下三角行列であるとは、
 が下三角行列であるとは、
 
が成り立つことをいう。
同様に対角線より下にあるすべての成分が 0 である行列を 上三角行列と呼ぶ。
正則な下三角行列の全体は乗法に関して群をなす。 上三角行列についても同様である。
行列  に対して、
 に対して、
 
   
 
    
をみたす
 ,
,  が存在するとき、
 が存在するとき、
 と
 と  の組を
 の組を  の LU 分解とよび、
 の LU 分解とよび、
 と
 と  の組を求めることを
 の組を求めることを  を LU 分解する、という。
 を LU 分解する、という。
 が LU 分解を持つためには、
 が LU 分解を持つためには、
 のすべての首座小行列式
 のすべての首座小行列式  が 0
 でないことが必要十分である。
 が 0
 でないことが必要十分である。
 に対して、適当に行の交換を行った行列
 に対して、適当に行の交換を行った行列  は、
LU 分解を持つ
(
 は、
LU 分解を持つ
( はいわゆる置換行列で、左からかけることで行の交換がおこる)。
 はいわゆる置換行列で、左からかけることで行の交換がおこる)。
 
 
 
 
