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8.2 画像の取り込み

画像ファイルには色々なフォーマットがあるが、 LATEX に取り込むには、カプセル化 PostScript 形式 (Encapsulated PostScript, 長いので EPS 形式と呼ぶことにする, 通常は ``.eps'' という拡張子をつける) に変換してから、 \includegraphics 命令で取り込むのが簡単で 問題が生じにくい。


十進 BASIC のグラフィックスの場合、 「名前をつけて保存(A)」から JPEG 形式で (ファイル名拡張子は ``.JPG'') 保存しておき、jpeg2ps コマンドで EPS 形式に変換するのが便利である。

2011年度の情報処理教室の Windows 環境には、 Cygwin がインストールされていて、 その中に jpeg2ps が入っている。 コマンドプロンプトや、Cygwin のシェルで
Z:¥.windows2000¥ syori2>jpeg2ps kamehosi.JPG > kamehosi.eps
とすると、kamehosi.JPG を EPS 形式に変換したファイル kamehosi.eps が出来る。


なお、Windows 7 の GUI で使える wjpeg2ps というプログラムもある。 使い方は簡単で、JPEG ファイルを wjpeg2ps のアイコンにドラッグして、 \fbox{convert} ボタンを押すだけで EPS 形式のファイルが出来る。


仕組みについて、 もう少し詳しい説明が読みたければ、 「イメージデータの TEX への取り込み -- jpeg2ps のすすめ」 を見てください。

kamehoshi2.eps を取り込む
\documentclass[12pt,leqno]{jarticle}
\usepackage[dviout]{graphicx}% graphicxパッケージが必要

\begin{document}
\begin{center}
 \includegraphics[width=5cm]{kamehoshi2.eps}% データは各自用意してください。
\end{center}
\end{document}

\includegraphics[width=5cm]{eps/kamehoshi2.eps}




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Masashi Katsurada
平成23年6月8日