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8.3 グラフィックスの印刷のしかた

関数 Export[] を ``Export["ファイル名 "], グラフィックス]'' のように使って、グラフィックスをファイルに出力できる。 ファイル名の末尾を .eps にしておくと、 自動的に EPS (Encapsulated PostScript) フォーマットが選択されて便利である。

その他に .jpg, .gif などの画像フォーマットも利用できる。

トーラスの図をファイルに記録
SetDirectory["z:\\.windows2000"]  
g = ParametricPlot3D[{Cos[t](3+Cos[u]),Sin[t](3+Cos[u]),Sin[u]},  
                         {t,0,2Pi}, {u,0,2Pi}]  
Export["torus.eps", g]  
とすると、 Z: ドライブの .windows2000 フォルダ (マイドキュメント) に ``torus.eps'' というファイルが出来る。

Linux 環境ならば、 情報処理教室のプリンターに送るだけで印刷できる。
torus.eps を印刷
icr2-1011l% lp -dプリンタ名 torus.eps

ファイルの名前を末尾を ``.eps'' にすることで、 出力の形式として EPS (Encapsulated PostScript) を採用してくれる。 こうして作成した EPS ファイルは LATEX 文書に取り込むのも簡単である。

Windows 環境で印刷する場合は、 Export["torus.jpg", g] のようにして、 JPEG フォーマットにした方が印刷は簡単かも知れない。


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Masashi Katsurada
平成20年10月18日