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連続関数の重要な性質

次の3つの定理は重要である。

(a)
中間値の定理
(b)
$ \R^n$ の有界閉集合 $ K$ 上の実数値連続関数 $ f\colon K\to\R$ は、 必ず最大値を持つ」 (Weierstrass,)
(c)
$ \R^n$ の有界閉集合 $ K$ 上の連続関数 $ f\colon K\to\R^m$ は、 $ K$ で一様連続である」 (Weierstrass,)

(c) は積分論で重要な役割を果たすが、 この『多変数の微分積分学1』では必要ないので省略する。

(b) は重要であるが、『数学演習2』でも学んだはずだし ($ \R^2$ での話だったかもしれないが、$ \R^n$ でも同様である)、 とりあえず証明は省略する。

(a) は簡単であるので、ここで紹介して証明する。




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Masashi Katsurada
平成23年6月2日