桂田 祐史
Date: 2015年10月28日
周期 の関数 , を
( ) |
複数の関数を扱うので、 の Fourier 級数を と書くことにしよう。 つまり、 を周期 の関数とするとき、
今日のテーマは Fourier 級数を求めることではないので、途中経過は付録に 回して、答を書くと
Mathematica で、 Fourier 級数の 項までの部分和を計算する関数 sf[n,x], sg[n,x] を作ってみよう。
, の部分和を計算する関数を定義 |
sf[n_, x_] := Pi/2 - 4/Pi Sum[Cos[k x]/k^2, {k, 1, n, 2}] sg[n_, x_] := 4/Pi Sum[Sin[k x]/k, {k, 1, n, 2}] |
グラフを描くには Plot[] を用いれば良い。 周期 なので、例えば の範囲で描けば十分であるが、 3周期分描くことにする。
, の部分和のグラフを描く |
g1=Plot[sf[10,x],{x,-3Pi,3Pi}] g2=Plot[sg[10,x],{x,-3Pi,3Pi}] |
図を保存するには、 例えば Export["~/Desktop/f10.png", g1] のようにする (~/Desktop/ はデスクトップへの保存, 書類に保存するには ~/Documents/)。
細かく点を取りたいときは PlotPoints->点の個数 を指定する。 を増やしてどう変わるか見たければ Manipulate[] を使う。
の部分和のグラフ -- 項数を増やすとどう変わる? |
Manipulate[Plot[sg[n, x], {x, -Pi, Pi}, PlotPoints -> 200], {n, 1, 100, 1}] |