実解析的な に対して、
(39) |
, とするとき、
(40) |
はある に対して、
(41) |
実際の数値計算では、 を有限和で置き換えた を使わざるを得ない。 その場合は、関数 の遠方での減衰の具合が問題となる。
そこで遠方での減衰の具合の物差しとなるような正則関数 を固定して、 定数 ( ) を満たす について考える。
で正則で 0 にならない関数 を一つ取り、
(42) | ||
(43) |
は、 のときの の減衰の度合いを示す関数である。
(46) の右辺は、 とするとき、急速に減衰する (0 に近づく) ことに注意すること。 その減衰の速さは、 が大きいほど大きい。
において、
の誤差については、次の定理を得る。
桂田 祐史