3.2 $ x\to \pm \infty $ での減衰の速い解析関数の積分 $ \dsp\int_{-\infty}^\infty f(x)\;\Dx$ に対する台形公式

$ f\colon\mathbb{R}\to\mathbb{R}$ が解析関数で、 $ x\to \pm \infty $ のとき急速に $ f(x)\to 0$ となるとする。 このとき

(20) $\displaystyle I=\int_{-\infty}^\infty f(x)\;\Dx$

に対して、$ h>0$ を取り、

(21) $\displaystyle I_h:=h\sum_{n=-\infty}^\infty f(nh)$

とおく。 実は多くの場合に $ I_h$ $ I$ の良い近似になることが知られているが、 実際上は、 無限和を計算することは難しいので、十分大きな $ N\in\mathbb{N}$ を取って

(22) $\displaystyle I_{h,N}:=h\sum_{n=-N}^N f(nh)$

で代用する。

$ I_h$ , $ I_{h,N}$ 台形公式と呼ばれる。

問題によっては、非対称に和を取る

$\displaystyle I_{h,N_1,N_2}:=h\sum_{n=-N_1}^{N_2} f(nh)
$

が望ましいことがあるが、以下では簡単のため、主に $ I_{h,N}$ を用いる。



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桂田 祐史
2018-08-13