を の有界な領域、 その境界 が , に分かれているとする。
また領域 の境界 上の点における 外向きの単位法線ベクトルを とする。
, , が与えられたとき、
注: .
この問題は、次のように変形できる (弱定式化, weak formulation)。
Find
s.t.
ここで
(念のため: .) |
条件 (6) を弱形式と呼ぶ。 適当な条件のもとで、 弱形式を満たす は一意に定まり、 それがもとの問題の解となる。 弱形式を満たす を求めることでもとの問題を解く方法を 弱解の方法と呼ぶ。 (そのルーツとして有名なのは、 Riemann による写像定理の、Dirichlet の原理を用いた証明である -- 後日説明する。)
桂田 祐史