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線形代数でおなじみの Sylvester の慣性律「行列の符号数は座標
変換で変化しない」を復習しよう。正則行列
に対して
とおく。
与えられた
に対して、
を LDL 分解する、すなわ
ち
ただし
は下三角行列、
は対角行列とする:
このとき定理から
であるが、
,
,
はすぐに分かる。従って、
行列
の固有値について、任意に与えられた実数
よりも大きい
もの、小さいものの個数が勘定できることになる。
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Masashi Katsurada
平成17年6月2日