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もっとも簡単な前進 Euler 法の場合に近似解が厳密解に収束することを
証明してみよう。
が -級であるから、
s.t.
であることに注意して、,
とおくと、
Euler 法の公式より
であるから、辺々引き算して
(4) |
|
これから、もしも
であったとすると、
を得る。
これから Euler 法の局所離散化誤差は である (ゆえに Euler 法の
次数は である) ことが分かる。
さて、 が -級であることから
が存在する。
(4) から
ここで
とおくと、
,
に注意して、
以下の補題 3.5,
3.6 を用いると
Proof.
順に代入していくだけである。
より明らかに
Proof.
について、テイラーの定理より
,
s.t.
ゆえに
これから
を得る。
ARRAY(0x109f0c0)
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Masashi Katsurada
平成23年4月29日