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E..1.2 不動点, 縮小写像に関する不動点定理
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E..1 Lipschitz条件を仮定する場合
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E..1 Lipschitz条件を仮定する場合
E..
1
.
1
Banach空間
,
とするとき、
とおく。
上の実数値連続関数の全体を
と表す。
について、和
を
(
)
で、また
,
について積
を
(
)
で定めると、
が成り立ち、
は
上の線形空間になる。また
に対して
とおくと、
は
上のノルムとなる。 また
はそのノルムにより Banach 空間となる。 Banach 空間は距離空間として完備である。
桂田 祐史