1.5 Briggs

(ハイラー・ワナー [7] の §1.3「対数と面積」に 紹介がある。)

Henry Briggs (1561-1630, Yorkshire, Oxford)

天文学に興味を持っていた。 また Napier に会う前に二種類の計算用の数表を作成していた。 1617 年に $1$ から $1000$ までの整数 $n$ の 8 桁の常用対数の表を発表した。

1624年に “Arithmetica Logarithmica” [12] (英訳 Briggs' ARITHMETICA LOGARITHMICA が読める) を出版し、 $1$ から $20,000$ までの整数と、 $90,000$ から $100,000$ までの整数の $14$ 桁の常用対数表を発表した。

1628年にオランダのグーダ出身の Adrian Vlacq (アドリアン・ブラッ ク, 1600?-1667) が $20,000$ から $90,000$ までの整数の $10$ 桁の 常用対数表を発表し、 Briggs の仕事を補った。

Briggs も Vlacq も三角関数の対数表も発表しているということである (Napier は特に変なことをしていたわけではない)。

Briggs の同僚であるエドモンド・ガンター (1581-1626) は 1620 年に 三角関数の常用対数表を発表したということである。

1794年 G. Vega によって完成された。

Briggs read Napier's 1614 Latin text on logarithms and, on the 10 March 1615, wrote in a letter to his friend James Ussher that he was:-

... wholly employed about the noble invention of logarithms, then lately discovered.

Briggs continued:-

Napper, lord of Markinston, hath set my head and hands a work with his new and admirable logarithms. I hope to see him this summer, if it please God, for I never saw a book which pleased me better or made me more wonder.

“Logarithmorum Chilias Prima” 1617

“A Description of an Instrument Table to find the Part Proportional” 1616, 1618