Napier の時代にはまだ文字式による計算が行われておらず、
彼は物理的な模型を使った説明を行っているが、
その内容を現代の用語に翻訳すると次のようになる。
とおき、
と
の間に
の関係があるとき、
を
の対数とよんだ。
この文書ではこれを Napier の対数とよび、
を書くことにする。
この式は
と書き直される。
とおくと、
であるが、
実際
以上の事実を「Napier の対数は実質上
を底とする対数である」と
言うことが多いようである
(しかしこの文からは漏れてしまうところが大きいので、
この文を述べるのには注意が必要であると思われる)。
桂田 祐史
2019-03-01