とりあえず (最低でも) Runge-Kutta法を使うようにということであるが、 この文書でも、多くの本でも、Euler 法が解説されている。
Euler法を解説する理由の一つは、 この種の解法 (離散変数法?) の原理が分かりやすいからであろう。 いきなり Runge-Kutta 法の公式を見せられたら、 訳が分からなくなる可能性が高い。
しかし Runge-Kutta 法のような方法があるのだから、 Euler法を採用する理由はほとんどない (実用性はない) と言って過言ではない。 時々 Runge-Kutta法が面倒だから Euler法で計算するという人がいる。 非常におかしなことである (昭和だったら「○○△△□□□」と言うところだ)。