上の数値実験で用いたプログラムは
http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/program/で公開してある。 本当はそれでお仕舞いとしたいところだが、 そのプログラムは UNIX+X+GCC+独自グラフィックス・ライブラリィ (fplot) と いう環境用に書かれたので (もの凄くマイナー…)、 慣れていない人が独力で実行までこぎつけるのは大変であろう。
一時期グラフィックス・ライブラリィの問題を 回避するために Java を採用したことがある。 筆者が書いたごく簡単なサンプルをたたき台にして卒研の学生が作ったものが
『Java による熱方程式のシミュレーション・プログラム』 by 大葉敏史&佐藤晴郎である。Java が使える WWW ブラウザーを持っていれば実行できるはずである。 とりあえず自分の目の前にあるコンピューターでシミュレーションをしたければ このページにアクセスしてみると良い。 (-- 今となってはこれも遠い昔話で、 セキュリティにうるさい今となっては無理ですね。 私が2000年頃に考えていたようにはならなかった。)
http://nalab.mind.meiji.ac.jp/haruo310/soturon/heat1d.html
ソースは http://nalab.mind.meiji.ac.jp/haruo310/soturon/heat1d.zip
多くの環境向けの Java の処理系はフリーで入手可能であるから、 それをインストールして、 大葉&佐藤のプログラムをたたき台にして 自分の望む数値実験をすることも可能であろう。
なお、自分なりに直してみるつもりになって、 2006年1月現在色々改良工事している。 記録が 『桂田研Java入門』 にある。
(個人的には Java 使うの結構楽しい。 GUI を利用するプログラムが「全部手で書くこともOK」というのは、 やはり仕様が優れているのだと考えている。)