3 単振動との比較

前節の問題の単振動 (調和振動) 近似

$\displaystyle \theta''(t)=-\omega^2\theta(t),\quad
\theta(0)=0,\quad\theta'(0)=2k\omega
$

の解は明らかに

(9) $\displaystyle \theta(t)=2k\sin\left(\omega t\right).$

$ \theta _0=0.1$ , $ 0.2$ , $ 1$ の場合に、 単振り子の運動と、単振動を比較してみる。 以下の図は横軸が $ t$ , 縦軸が $ \theta $ で、 単振動の解を赤、振り子の解を緑で描いたものである。

図 2: $ \theta _0=0.1$ : 振幅が小さいと単振動とほとんど同じ (上書きされて赤線が見えない)
\includegraphics[width=10cm]{prog/furiko01.eps}

図 3: $ \theta _0=0.3$ : 振幅が大きくなると単振動からずれてくる
\includegraphics[width=10cm]{prog/furiko03.eps}

図 4: $ \theta _0=1$ ( $ \kinji 57.3^\circ$ ) となるとかなりずれる
\includegraphics[width=10cm]{prog/furiko1.eps}

桂田 祐史
2017-08-11