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5.2 QR 変換

$\displaystyle A=Q R
$

という QR 分解が得られたとき、順番を変えて掛け算した行列 $ A_1$ を作る。

$\displaystyle A_1=R Q
$

これは $ R=Q^\ast A$ より

$\displaystyle A_1= Q^\ast A Q
$

となるので、実は $ A$ $ Q$ で相似変換したものである。 これを QR 変換と言う。

固有値を求めるために QR 変換を用いる場合、 まず Hessenberg 行列に相似変換した後に使われることが多い。


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桂田 祐史
2015-12-22