いま
を
次正方行列とする。この時
を満たす
固有値問題 -- 固有値、固有ベクトルを求める問題 -- は非線形
問題であり、有限回の四則演算では解けない (
のときは巾根を求める
操作を用いても解けない)。これを解くには、何らかの意味での反復法が必要で
ある。
これに類似した問題に、一般化固有値問題と特異値問題がある。 ここでは名前をあげておくだけにとどめるが、将来問題に出会った時に、固有 値問題の親戚であると気がつけば良い。いずれの問題も、固有値問題のアルゴ リズムを修正したもので解くことが出来る。