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9.3 2分法の一般化固有値問題への拡張

$ A$ を実対称, $ B$ を正値対称行列とするとき、

$\displaystyle A x=\lambda B x,\quad x\ne 0
$

を満たす $ \lambda$ , $ x$ を求めよ、という一般化固有値問題を考える。

(1)
固有値 $ \lambda$ はすべて実数である。
(2)
$ (A,B)$ の固有値の正のものの個数 $ \widehat\pi(A,B)$ $ \pi(A)$ に 等しい。
(3)
任意に与えた実数 $ \sigma$ に対して、 $ A-\sigma B
=L D L^T$ $ {\rm LDL}^T$ 分解すれば、 $ D$ の対角要素のうち正, 0 , 負のものの個数が、 $ \sigma$ より大きい、等しい、小さい固有値 $ \lambda$ の個数を与える。


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桂田 祐史
2015-12-22