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立変数  の未知関数
 の未知関数  を求めるための問題で、
 を求めるための問題で、 とその導関数
 とその導関数 
 ,
, 
 ,
,  ,
,
 についての方程式になっているもの」のことです。
(以下では
 についての方程式になっているもの」のことです。
(以下では 
 ,
, 
 ,
,
 ,
,  のような書き方もします。)
 のような書き方もします。)
 
 
 
 
 
ここに例としてあげた方程式はいずれも割とポピュラーなものなのですが、
見覚えがあるでしょうか?どの場合もこれらの方程式だけでは解が一つに定ま
らず、何らかの条件を付け足すことによって初めて解が決定されます。その条
件として、ある特定の  の値
 の値  に対する
 に対する  の値
 の値  や導関
数の値を指定するというタイプのものがよくありますが、そういうものを
初期条件と呼びます(これは
 や導関
数の値を指定するというタイプのものがよくありますが、そういうものを
初期条件と呼びます(これは  が時刻を表す変数で、
 が時刻を表す変数で、 を現象が
始まる時刻のように解釈するからでしょう)。
 を現象が
始まる時刻のように解釈するからでしょう)。
例えば、上の例 1, 3 に対して
 
 
 
 
 
 
 
 
