「表示したい対象物の世界」における座標と出力デバイス (画面等) の座標と の関係を定義する必要がありますが、これは、辺が座標軸に平行な長方形 (表示 領域) を、二つの世界それぞれにおいて指定することで実現されます。
出力デバイスにおける長方形は、ウィンドウの左上隅の頂点からの余白 (水平 方向, 垂直方向) と、長方形の辺の長さ (横、縦) の 4 つの数値を使って、 指定されます。 サンプル・プログラムでは、これらの値は w_margin, h_margin, win_width, win_height という変数に記憶されています。
「表示したい対象物の世界」における長方形は、プログラムの中の変数 a, b, c, d を用いて定義できる です。
これらの情報を関数 g_def_scale() に渡すことになります。
/* 座標系の定義: [a,b]×[c,d] という閉領域を表示する */ g_def_scale(0, a, b, c, d, w_margin, h_margin, win_width, win_height); |
第1の引数である は、座標系の番号を表わします。実は GLSC では、一度 に複数の座標系を定義しておいて、必要に応じて番号を使って呼び出すことがで きるようになっています。