3次方程式を解くプログラム、 あるいは2次方程式でも複素係数のものを解くプログラムをきちんと 書くことは良い目標であると思います。
3次方程式の問題は、 数学者が複素数を受け入れるようになった大きなきっかけなので、 突き詰めて考える価値のあるものだと信じます。 教員になろうという人は、
1.1 の最後のあたりで、 冪乗和 の公式が登場しますが、 これも数学好きの人には結構人気のある題材で、 歴史的にも和算家の関孝和とヤコブ・ベルヌーイの知られざる1競争の 一コマとして面白いところです。
関連する話題である II.10 のオイラー・マクローリンの公式は、 数学的にも深く、卒研レポートのテーマとしてふさわしいものだと思います。