35 Mac のトラブル時についてのメモ

Macによってやり方が違ったりするのできちんと調べて書いておかないと。

1. Safeモード「Macをセーフモードで起動する」

「Macをセーフモードで起動することで、発生している問題の原因が Macの起動時に読み込まれるソフトウェアなのかを特定できます。」だそうである。「色々なキャッシュファイルをクリアできる」というのも良く言われる。

Apple Silicon Mac: システムを完全に終了させる。電源ボタンを押し続け、 [起動オプションを読み込み中] というメッセージが表示されるのを待つ。ボリュームを選択して、 Shiftキーを押したまま[セーフモードで続ける]をクリックする。
Intel Mac: 起動または再起動時に shift キーを押したままにして、ログイン・ウィンドウが表示されたら離して、ログインする。

セーフモードを終了するには「普通に停止」すれば良い。次の起動は通常の起動になる。

2. リカバリーモード「macOS を再インストールする方法」

(1) macOSの再インストール、(2) ハードディスクの修復などが出来る。

Apple Silicon Mac: システムを完全に終了させる。電源ボタンを押し続け、 [起動オプションを読み込み中] というメッセージが表示されるのを待つ。 [オプション]と表示されたらボタンから指を離す。 [オプション]をクリックして[続ける]
Intel Mac: 起動または再起動時に command+R キーを押したままにして、 Apple ロゴまたは回転する地球儀が表示されるまで押し続ける。ユーザーの選択画面が表示されたら、管理者ユーザーを選択して、 [次へ]。それからログインする。

3. インターネットリカバリーモード

Apple Silicon Mac
Intel Mac: 起動または再起動時に option+command+R, shift+option+command+R を押したままにして、 Apple ロゴまたは回転する地球儀が表示されるまで押し続ける。 (前者ではインストール可能な最新macOS、後者ではその Mac に最初に搭載されていたものに近い macOS がインストール出来る。) ユーザーの選択画面が表示されたら、管理者ユーザーを選択して、 [次へ]。それからログインする。

4. 外部起動ディスクからの起動内蔵のストレージにインストールされている macOS を起動するのが普通であるが、それ以外の外付けのストレージ (HDD, SSD, USBメモリ, SDカード) に macOS をインストールして、それを起動することも出来る … はずなのだが、私は成功していない。 macOS のインストール途中で何度か再起動するが、内蔵のストレージからの起動になって、インストール作業が完了しないという症状に陥っている (この件は「工事中」)。

Cf. 似ているが異なるものに “起動可能なインストーラー” がある (「macOS の起動可能なインストーラを作成する」)。これは外部起動ディスクとは異なる。例えば Ventura の場合、外部起動ディスクのフォーマットは APFS である必要があるが、起動可能なインストーラーのメディア (今だと USBメモリや、SDカード、それからセカンダリ・ボリュームも使える) のフォーマットは Mac OS 拡張である必要がある。

5. ターゲットディスクモード「ターゲットディスクモードを使って 2台のMacコンピュータ間でファイルを転送する」を見よ。 USBポートまたはThunderboltポート付きの2台のMacをケーブルでつなぎ、片方の内蔵ディスクをもう一方の Mac の外付けストレージのように扱える。

これと似たものに、同じようにケーブルで繋いが、片方をリカバリーモードで起動して、内蔵ディスクを共有する、というのもある。

桂田祐史