44 久しぶりに円記号キーについて (古い問題の解決?)

バックスラッシュ (\, 0x5c) は色々なところで使われるが、 Mac で JIS キーボードを使うと、 \fbox{\footnotesize$\begin{array}[tb]{cc}
& \vert \\
\yen & \\
& \texttt{\_}
\end{array}$} をタイプしても、バックスラッシュでなく、 円記号 (0xa5) が入力される。とても困る。

この問題に対して、 システム環境設定 [キーボード] [入力ソース] の、 「“” キーで入力する文字」で \(バックスラッシュ) を選択するという解決策が良くネットに書いてある。

しかし、それをすると MATLAB でバックスラッシュが入力できなくなる ( \fbox{option}キーを押しても) という不都合がある、と記憶していた (「MATLAB R2015a インストールの記録」, 「emacs と円記号キー」)。


今日久しぶりに Catalina Mac + MATLAB 2018a で試したら、 上のような設定をしていても、 \fbox{option} キーを押しながらタイプすれば入力出来た。 あれれ?そうすると色々話が違ってくる。


気になったので、少し調べてみたら、

となった。 これは macOS のせいというよりは、MATLAB 側の責任なのかな?


それが正しければ (もう今さら R2015a を使う理由はないので)、 システム環境設定 [キーボード] [入力ソース] の、 「“” キーで入力する文字」で \(バックスラッシュ) を選択するのも悪くないかもしれない。


以下は、キーボードつながりというだけで、円記号とは関係のない話。


最近、Mac の画面共有がおかしい。 キーボードがうまく認識されないのか、 いちいち [システム環境設定] [キーボード] [入力ソース] で 「英字のレイアウト」をいじっている。 なぜか ABC ではダメで、ABC - AZERTY とかにしている … 書くのが憚られるくらい筋の通らない対応策だけれど、これで動いている。 とかく JIS キーボードは問題を起こしがち、というのは確かかもしれない。 わざわざ US キーボードを買おうと思うほどではないけれど。

桂田 祐史
2020-04-20