49 GLSCで図を保存して TEX で使う

古い方法 (オリジナルから用意されている)

(バッド・ノウハウのオンパレードで、書いていてちょっと嫌)

メタファイルに出力し、 g_out というコマンドで PostScript ファイルに変換する。

カラーを有効にするために -i というオプションを使う。 ほぼいつも使うことになる。 ファイル名は、 メタ・ファイルの名前の末尾に .i00 をつけたものになる (複数の図が含まれているときは連番ファイルになる)。

BoundingBox を直すのに ps2eps を使うと良い (MacTeX に含まれている)。 ファイル名は、末尾に .eps がついたものになる。 既にファイルが存在すると、上書きされないが、 -f とすると上書きしてくれる。

g_out -i MyGraph
ps2eps -f MyGraph.i00
これで MyGraph.i00.eps というファイルが出来る。

時々画像が回転してしまうことがある。 もちろん \includegraphicsangle= オプションを指定して回転しても良い。
\includegraphics[angle=90,width=10cm]{MyGraph.i00.eps}

\includegraphicsangle= オプションを使いたくないなら、 g_out-v というオプションを使う。 その場合、負の座標が生じることが多い。 その部分は表示されなくなるので、 ps2eps -t=x方向,y方向 -f で平行移動すると良い。
TEX で PDF を作るというなら、多分これでOK
g_out -iv MyGraph
ps2eps -t=100,-200 -f MyGraph.i00
\includegraphics[width=10cm]{MyGraph.i00.eps}

LaTeX2HTML では、GLSC で作成した PostScript ファイルの 取り込みがうまく行かないことがある。 そういうときは PNG に変換して取り込んだりすると良い。
g_out -iv MyGraph
ps2eps -t=100,-200 -f MyGraph.i00
に続いて
convert MyGraph.i00.eps MyGraph.png
とフォーマット変換する。

TEX ファイルはこんな感じかな。
\includegraphics[width=10cm]{MyGraph.png}

新しい方法 (オリジナルにはなかった)

ここに書こうと思っていたが、 次節 50 に書いてしまった。

桂田 祐史
2020-04-27