微分方程式について、重要な事実を二つ述べる。一つは
ここで解を求めると言っているのは、 「既に知っている関数を使って、解を表す式を求める」 という意味である。 ある意味では、それまでに知っている関数が足りない、 ということも出来る。 微分方程式の問題を考えることで、 新しい関数を定義することが出来ることになる。
実は歴史上多くの関数がそのようにして定義されることになった。 例えば Napier による対数関数の導入もそのようになされたと言えなくもない (普通はそのように説明されないが…興味のある人は質問して下さい)。
色々な現象をあらかじめ用意した関数を用いて表そうとすると、 多くの関数を導入する必要があるが、かなり面倒なことが多い。 しかし、実は次のことが言える。
その計算方法そのものもそのうちに学ぶことになり、 そこにも数理がある (桂田はそういう数学の専門家) が、 ここでは Mathematica を使って数値解を求めて見よう。