典型的な極値問題。微分係数が 0 となる点を求めて、 そこで Hesse 行列を求めて、符号 (正値?負値?不定符号?) を調べて、 極値かどうかを判定する。
In[1] := f[x_,y_]:=2x^3+6x y^2-2x In[2] := jf[x_,y_]:=D[f[a,b],{{a,b}}]/.{a->x,b->y} In[3] := jf[x,y] In[4] := H[x_,y_]:=D[f[a,b],{{a,b},2}]/.{a->x,b->y} In[5] := MatrixForm[H[x,y]] |
停留点を求めて、Hesse行列を計算して、符号を調べてみる。
In[6] := sp=Solve[jf[x,y]=={0,0},{x,y}] In[7] := H[x,y]/. sp In[8] := Eigenvalues[H[x,y]]/. sp In[9] := f[x,y]/.sp |
はともに (固有値が なので) 不定符号であるから、 では は極値を取らない。
の固有値は (重根) なので、 は負値である。 ゆえに、 で は極大となり、 極大値は .
の固有値は (重根) なので、 は正値である。 ゆえに、 で は極小となり、 極小値は .
での接平面は であるから、
In[10] := Simplify[jf[1,1].{x-1,y-1}+f[1,1]] |
桂田 祐史