典型的な極値問題。微分係数が 0 となる点を求めて、 そこで Hesse 行列を求めて、符号 (正値?負値?不定符号?) を調べて、 極値かどうかを判定する。
 
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In[1] := f[x_,y_]:=2x^3+6x y^2-2x
In[2] := jf[x_,y_]:=D[f[a,b],{{a,b}}]/.{a->x,b->y}
In[3] := jf[x,y]
In[4] := H[x_,y_]:=D[f[a,b],{{a,b},2}]/.{a->x,b->y}
In[5] := MatrixForm[H[x,y]]
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 を思い出して使ったけれど、案外良いかもしれない。
合わせるために Hesse 行列を
 を思い出して使ったけれど、案外良いかもしれない。
合わせるために Hesse 行列を  と表すか?)
 と表すか?)
![\begin{jremark}
\begin{enumerate}[(1)]
\item
単に $f$ のヤコビ行列を...
...に計算出来ることに注目しよう。
\qed
\end{enumerate}\end{jremark}](img313.gif) 
 
停留点を求めて、Hesse行列を計算して、符号を調べてみる。
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In[6] := sp=Solve[jf[x,y]=={0,0},{x,y}]
In[7] := H[x,y]/. sp
In[8] := Eigenvalues[H[x,y]]/. sp
In[9] := f[x,y]/.sp
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 となるのは
 となるのは
 
 
はともに (固有値が
 なので) 不定符号であるから、
 なので) 不定符号であるから、
 では
 では  は極値を取らない。
 は極値を取らない。
 
の固有値は
 (重根) なので、
 (重根) なので、
 は負値である。
ゆえに、
 は負値である。
ゆえに、
 で
 で  は極大となり、
極大値は
 は極大となり、
極大値は 
 .
.
 
の固有値は
 (重根) なので、
 (重根) なので、
 は正値である。
ゆえに、
 は正値である。
ゆえに、
 で
 で  は極小となり、
極小値は
 は極小となり、
極小値は 
 .
.
 での接平面は
 での接平面は 
 であるから、
 であるから、
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In[10] := Simplify[jf[1,1].{x-1,y-1}+f[1,1]]
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桂田 祐史