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十進BASICのプログラミングで計算した数値や、
グラフを TEX でレポートにまとめているわけで、
色々なファイルを扱うことになります。
混乱している人がいるようなので、少し整理します。
現在、コンピューターでは (特に Windows 環境では)、
ファイルはそのフォーマット (種類) に応じた「拡張子」をつけるのが普通です。
(例えば C 言語のプログラムのファイル名は、末尾を .c とするなど。)
現在は、十進BASICでプログラムを書き、
実行結果 (計算した数値データ、描画した画像データ) を保存し、
それらを用いて、TEX(日本語 LATEX) でレポートを書いてもらっています。
人間が内容を直接作るのは、BASICプログラム (.BAS),
TEXソースファイル (.tex) で、
後は基本的にプログラムによって生成されるものです。
この場合は、以下のようなファイルを扱います。
- BASIC プログラム
- 拡張子は
です。
ファイルの作成・編集は、(仮称)十進BASIC」と
いうプログラムを用いて行ないます。
中身は(基本的に)人間が作ります。
- BASIC の計算結果
- 拡張子は
です。
内容は PRINT 文や INPUT 文で入出力したものです。
これは(仮称)十進BASICの実行ウィンドウのファイル・メニューから
「保存」することで作成(保存)できます。
中身はコンピューターが計算して作ります。
- BASIC の描画結果
- いわゆる画像ファイルで、とりあえず JPEG フォーマットを推奨しています。
その場合の拡張子は
です。
これは(仮称)十進BASICのグラフィックスのウィンドウのファイル・メニューから
「保存」することで作成(保存)できます。
中身はコンピューターが計算して(?)作ります。
- TEX ソースファイル
- 拡張子は
です。
ファイルの作成・編集はテキスト・エディターと呼ばれるプログラムを用いる
のが普通で、この授業では秀丸エディタを推奨しています。
中身は(基本的に)人間が作る。
- TEX の dvi ファイル
- 拡張子は
です。
TEX のソースファイルを platex コマンドで「コンパイル」して
作られるファイル。
要するに中身はコンピューターが計算して(?)作ります。
これを dviout コマンドで表示・印刷したり、
dvipdfmx コマンドで PDF ファイルに変換したりします。
- 提出するレポート の pdf ファイル
- 拡張子は
です。
PDF ファイルは色々なプログラムで作ることが出来ますが、
この授業の場合は、dvi ファイルを dvipdfmx コマンドで変換して作成します。
中身はコンピューターが計算して(?)作ります。
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桂田 祐史
2013-05-29