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6.7 $ \sin$ などの「作用素」

\fbox{$\sin x$} の `s', `i', `n' はイタリックでない5、 いわゆる立体 (ローマン体) で、$ \sin$ $ x$ の間に適度のブランクがあることに注意。 こういうものには、専用のコマンドが用意されている場合が多い。

\[
 \sin x=\log y=\max A
\]

$\displaystyle \sin x=\log x=\max A
$

単に log x のようにと書くと $ log x$ となってしまう (これでは $ l$ , $ o$ , $ g$ , $ x$ の積にしか見えない)。 なぜだか考えてみることを勧める。


マクロというものを使って、 自分でこの種のコマンドを作ることも出来る。 \begin{document} の前に (「プリアンブルに」という)
\newcommand{\grad}{\mathop{\mathrm{grad}}\nolimits}
と書いておくと (呪文のようですが、``grad'' のところだけ変えれば良い、と覚えましょう)、 \grad というコマンドが定義できる。


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桂田 祐史
2012-05-16