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 が非常に大きい問題の解法には、反復計算が使われます。
 が非常に大きい問題の解法には、反復計算が使われます。 
 (原子炉圧力容器の構造計算とか4) のとき、消去法計算は無理です。
 (原子炉圧力容器の構造計算とか4) のとき、消去法計算は無理です。
 をある列
 をある列  の極限としてとらえ
(
 の極限としてとらえ
(
 )、 十分大きな
)、 十分大きな  に対して
 に対して  を
 を 
      の近似として採用する。近似解ではあるが、
コンピューターで数値計算する限り、
有限精度であることは避けられないので、
exact な方法 (もしそれがあったとして) とほとんど差がない5。
 の近似として採用する。近似解ではあるが、
コンピューターで数値計算する限り、
有限精度であることは避けられないので、
exact な方法 (もしそれがあったとして) とほとんど差がない5。
 
 
 
 
 
