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4.2 画像の取り込み

画像ファイルには色々なフォーマットがありますが、 LATEX に取り込むには、カプセル化 PostScript 形式 (Encapsulated PostScript, 長いので EPS 形式と呼ぶことにします, 通常は ``.eps'' という拡張子をつけます) に変換してから、 \includegraphics 命令で取り込むのが簡単で 問題が生じにくいです。


十進 BASIC のグラフィックスの場合、 「名前をつけて保存(A)」から JPEG 形式で (ファイル名拡張子は ``.JPG'') 保 存しておき、jpeg2ps コマンドで EPS 形式に変換するのが便利です。 今回は Windows XP の GUI で使える wjpeg2ps を紹介します。 使い方は簡単で、JPEG ファイルをウィンドウにドラッグして、 \fbox{convert} ボタンを押すだけで EPS 形式のファイルが出来ます。


仕組みについて、 もう少し詳しい説明が読みたければ、 「イメージデータの TEX への取り込み -- jpeg2ps のすすめ」 を見てください。

kamehoshi2.eps を取り込む
\documentclass[12pt,leqno]{jarticle}
\usepackage[dviout]{graphicx}% graphicxパッケージが必要

\begin{document}
\begin{center}
 \includegraphics[width=5cm]{kamehoshi2.eps}% データは各自用意してください。
\end{center}
\end{document}

\includegraphics[width=5cm]{kamehoshi2.eps}

カラーで表示・印刷するには、 dviout で Option → Setup Parameters → Graphic で、 GIF の取り扱いの設定で \fbox{\texttt{BMP(full-color)}} を選択します。 dviout 起動時に \fbox{\texttt{-GIF=5}} としても良いです。 本当は、 情報処理教室のデフォールトの設定にしておくべきだったかも知れません (すみません、今年度はもう直せません)。


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Masashi Katsurada
平成19年6月12日