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2.2 書式付きの出力

今度は、こちら (桂田) が反省すべき点です。

実はほとんどすべてのプログラミング言語には、 出力の書式 (英語で format と言った方がピンと来る?) の指定 (書式付きの出力) ができるようになっています。 十進 BASIC も例外ではなく、 PRINT USINGがあります (十進BASIC のオンライン・ヘルプを見てもよいですが、 付録 A にも引用しておきます)。


REM sample-print-using.bas --- PRINT USING の例
OPTION ARITHMETIC DECIMAL_HIGH

PRINT USING "PI=#.#####": PI
PRINT USING "PI=#.##########": PI

REM 100回 # を打つのは大変なのでちょっと工夫
FMT$="PI=#."&REPEAT$("#", 100)
PRINT USING FMT$: PI
END
実行結果

PI=3.14159
PI=3.1415926536
PI=3.14159265358979323846264338327950288419716939937510…中略…3421170680

この PRINT USING 文を使えば、 課題 4A の実行結果を出力する部分は楽だったでしょうか。


実は前回の例題プログラム piarctan.bas でも、 PRINT USING を使っていました。
print using "πとの差=-%.###^^^^^^";4*s-pi
これは 誤差が小さくなって -0.000001 のようになると、 一体どれくらいの大きさなのか分かりづらくなるので (0 は 6 つ、それとも 7 つ?)、 -1.000E-0006 のような、 いわゆる指数形式1(exponential form) で表示しようということです。


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Masashi Katsurada
平成20年10月18日