AGM 法が発見されてしばらくは AGM 法の効率がダントツに高かったが、 最近になって、 うしろ後保範氏によって考案された DRM (分割有理数化法) によって、 公式や Ramanujan 型公式に現れるような級数の和を 効率的に計算できるようになった。 公式, AGM, Ramanujan 型公式のいずれも () の計算量で計算できることになり、 あまり差がなくなったということである。
『分割有理数化法 (DRM) による多数桁関数値計算と円周率計算の世界記録』, 後 保範 (2005年1月25日, 3月3日)
http://www.hucc.hokudai.ac.jp/pdf/Ushiro/20050224gijyutsu/paper4/paper4.pdf
むしろ、 2006年5月現在の世界記録は、 2002年に有名な金田氏と後氏等のグループによって、 公式を用いて達成されたものであるので、 公式が抜き返したと言ってもよいかもしれない。
次はどうなるのだろう…Ramanujan 型公式だろうか?